【就活】「学歴は関係ない」なんて大嘘。結局、学歴が物を言う。

私は今年の4月から会社員として働いている。
"会社の論理"というものが薄々分かってきた今日この頃である。

約2年前の就活中には、「学歴は不問」だとか「もはや実力社会」などという言説を方々で耳にした。
だが、会社に入って思うのは、結局「学歴で決まる」という事だ。

以下のシチュエーションを想像してみてほしい。

貴方は会社に入って約半年の新入社員である。
ある日、オフィスで使っていた掃除機が壊れてしまった。
貴方は上司に「新しい掃除機を適当に見繕って、発注しておいて」
という指示を受ける。
さて、貴方はどんな掃除機を選びますか?

いかがだろうか。

多くの人は、実際にこのような場面では、"シャープ"や"パナソニック"のような国内メーカーの掃除機を選ぶと思う。見た目も無難。価格もそこそこだ。

パナソニック 紙パック式掃除機 ホワイト MC-PKL19A-W

パナソニック 紙パック式掃除機 ホワイト MC-PKL19A-W

 

メタリックな"Dyson"の掃除機は、吸引力は変わらないといえども、オフィスには似つかわしくない。そして高価だ。

ましてや、"ルンバ"をチョイスする強者はいないだろう。

 何より、なぜ"シャープ"や"パナソニック"が良いかと言えば、
ずばり「言い訳がつく」からだ。
「なんでこんな物を買ったんだ」なんて事には絶対ならずに済む。

安いからと言って、怪しい中国メーカー製の掃除機を買って、それが買ってから2週間で壊れたとする。そうなったら「なんでこんな物を買ったんだ」と叱責されること、間違いなしだ。一方で、たとえパナソニック製の掃除機が2週間で壊れても、こんなこともあるのか、程度に流されるに違いない。

つまり、商品のブランドイメージというのは、選んだ人間にとって"言い訳がつく"という点で良いのだ。
そして会社というのは、行動に"言い訳がつくこと"が常に求められる場所なのである。

 

新人の採用に関しても、この掃除機の例と全く同じである。
採用担当者は、「なぜこの人を採ったのか」という質問に対して、言い訳をつけられなければならない。
この時に、"旧帝大出身"とか"早慶出身"といった学歴は、掃除機でいうところの"シャープ製"や"パナソニック製"と同じく、素晴らしい言い訳になるのだ。

高学歴だけれども仕事が出来ない人間なんてざらにいる。けれども、彼ら彼女らを採用した人が、責任を問われることは無い。だって、"東大生"というブランドがあったから、採ってしまうのも無理はない。そう解釈されるからだ。

一方で、いくら面接で好印象だったとしても、謎のFラン大学出身の学生を採用するのには、リスクを伴う。なぜなら、もし入社後にそいつが実は無能でした、なんてことが発覚したら、「なんでコイツを落とせなかったんだ」と責任を問われること間違いなしだからである。

以上のような訳で、会社特有の"何事にも言い訳が求められる"という論理からすると、「学歴が物を言う」のは当然なのだ。

 

「だから日本の企業はクソだよな」とか、そういう批判めいた気持ちで、この記事を書いた訳ではない。
善悪の問題ではなく、ただ会社ってそういうもんだよな、っていう話である。

「学歴はいらない」とか「大学はムダ」といった意見もネット上で見かける。
けれども、学歴・出身大学は自分のブランドイメージを大きく左右する部分だから、
高学歴であるに越したことはない、というのが私の意見だ。

有名どころでは、ホリエモンが「大学ムダ論」を主張している。けれども、ホリエモンの自伝『我が闘争』を読む限り、自身は"東大出身(中退してるけど)"というブランドイメージで間違いなく得をしている。だから、こういった「学歴ムダ論」に惑わされてはならない。

 

P.S.
内容を補足する記事を書きました(11/8)